自動売買システムができるまでは、私も手動でNYダウ、S&P500の新規注文と決済を行っていました。
自動売買システムといっても、必ず動作するとは限らないため、手動でのやり方も覚えておく必要があります。
と言う訳で、今回は日経平均ーNYダウ手法、TOPIX-S&P500手法を手動で行う方法についてまとめたいと思います。
初めに
ここでは、手動での 日経平均ーNYダウ手法、TOPIX-S&P500手法 の新規注文方法が分かります。
この手法が有効かどうか確かめてみたいけど、自動売買まで行うのはなあ・・・と思っている方も、まずは手動で試してみてはいかがでしょうか。
手動の場合はパソコンをわざわざ立ち上げる必要もなく、スマホで簡単に行うことができます(ここでの解説はandroidでの説明になります)。
時間はアメリカの市場が開く少し前に始めて、市場が開くタイミングでエントリーできるのが理想ですが、市場が開く前でも、後でもよいと思います。
夏時間であれば、午後10時30分、標準時間であれば午後11時30分ですが、私の場合は午後10時30分より少し前にエントリーしていました。
今では自動売買が上手く働いていない場合に行っていますので、自動売買の午後10時28分より遅い時間に手動でエントリーすることがあります。
どんなことを行うのかは下記の通りです。
- 今日は祝日(振替休日)か平日か(日本)確認
- 日経平均、TOPIXの陰陽判定
- NYダウ、S&P500の売買判断
- NYダウ、S&P500の取引時間確認
- NYダウ、S&P500の新規注文
それでは、順に見ています。
①今日は祝日(振替休日)か平日か(日本)確認
土日祝日がお休みの方は分かっていると思いますが、土日や祝日にお仕事をされる方は「今日、日本は土日祝日かどうか」確認してください。
お手元にある、カレンダーで確認します。
そして、土日祝日(振替休日)ならば、トレードは行いませんので、②以降の操作は必要ありません。
②日経平均、TOPIXの陰陽判定
私の場合、普段は楽天証券の先物取引のispeedを使用していますが、楽天証券に口座を持っていない方もいると思いますので、Yahoo!ファイナンスのアプリを使用しての説明になります。
これは、トレードを行う前に確認してください。
アメリカが標準時間の時は、日本時間の23:30まで、夏時間の時は22:30までに確認を終えるようにします。
具体的には下記手順です。
1.Yahoo!ファイナンスのアプリを開きます。
スマホの「Yahoo!ファイナンス」アプリを開きます。
2.「日経平均株価指数」を開きます。
「Yahoo!ファイナンス」を開くと下記のような画面になります。
赤色で囲まれた部分をタッチすると「日経平均株価」のデータが表示されます。
下記が日経平均の当日のデータです。
始値と終値を比較します。
始値は下側の囲っている部分で、「始値」と記載があります。
終値は上側の囲っている部分で「日経平均株価」と記載があります。
下記の場合、 始値 28,132.70 > 終値 27,818.62 となり、この日は下がって終わっています。
もっと簡単なのはローソク足を見ることです。
Yahoo!ファイナンスの場合、青印の①を押すとライン表示がローソク足に切り替わります(この画面は①を押した後の画面です)。
確認しにくい場合は、チャート部分をタッチすると、拡大表示されますので、少し見やすくなると思います。
Yahoo!ファイナンスでは青色が上昇(陽線)、赤色が下降(陰線)を表すため、一目瞭然で、下記の場合、下降(陰線)であることが分かります(この日は大きく下げました)。
※ここでの「上昇」、「下降」は前日比(「前日の終値」、「当日の終値」)ではありません。「当日の始値」、「当日の終値」を比較してのものですので、ご注意ください。
3.「TOPIX」を開きます。
このまま「Yahoo!ファイナンス」でTOPIXの陰陽も確認していきます。
画面左上の「日経平均」の左側に矢印「←」を押すとホームに戻ります。
ホーム画面の上部の虫眼鏡の部分(上図の赤色で囲った部分)をタッチし、「TOPIX」と入力します。
「TOPIX」も「日経平均株価」と見方は同じです。
下記のように、TOPIXは下降(陰線)であることが分かりました。
「Yahoo!ファイナンス」はここから先は使用しないので、閉じてください。
③NYダウ、S&P500の売買判断
今回の場合、日経平均株価、TOPIX共に下降(陰線)でした。
従って、NYダウは「売り」、S&P500も「売り」でトレードを行うことになります。
逆に、日経平均株価、TOPIXが上昇(陽線)の場合は、NYダウは「買い」、S&P500も「買い」となります。
表にするとそれぞれ下記のようになります。
日経平均株価 上昇(陽線) | 日経平均株価 下降(陰線) | |
NYダウ | 買い | 売り |
TOPIX 上昇(陽線) | TOPIX 下降(陰線) | |
S&P500 | 買い | 売り |
日経平均株価とTOPIXが必ずしも同じ方向になるとは限りません。
例えば、日経平均株価は上昇したけれど、TOPIXは下降するようなことがありますので注意が必要です。
④NYダウ、S&P500の取引時間確認
次にNYダウ、S&P500の取引時間を確認します。
GMOクリック証券のアプリを開き、トレード画面で「米国30」(又は「米国S500」)を開きます。
下記画像の緑の丸印部の「info」を押します。
基本情報の「取引時間」を確認します。
緑色の楕円で囲まれた部分が当日の取引時間になります。
この終了時刻が夏時間の場合に「翌05:15」となっていればOKです。
標準時間の場合は「翌06:15」となります。
米国市場が休場の場合は、上記時刻より早く終了します(「翌02:00」等)。
その時は、この日経平均ーNYダウ手法、TOPIXーS&P500手法は行わず、ここで作業を終了します。
⑤NYダウ、S&P500の新規注文
さて、いよいよNYダウ、S&P500の新規注文を行います。
NYダウの新規注文
まずは、NYダウの新規取引です。
GMOクリック証券では、NYダウは「米国30」となります。
「トレード」で「米国30」をタップすると下図のようになります。
ここで、③の売買判断の結果により、「売り」または「買い」を行います。
今回の例では「売り」になりますので、右側赤色で囲っている部分をタップします。
すると、上図のような画面になります。
ここで、取引数量を入力します。
数量を入力すると、必要証拠金が表示されます。
取引余力とリスクを考慮して、取引数量を決めて下さい。
スリッページの入力は省略可能です。
スリッページを指定すると、約定しにくいようですのでご注意ください。
取引数量、スリッページに問題無ければ、「確認画面へ」をタップします。
ここで、確認画面が表示されますので、内容が良ければ「注文確定」をタップします。
これで、NYダウの新規注文の完了です。
S&P500の新規注文
続いて、S&P500の新規注文です。
GMOクリック証券では、S&P500は「米国S500」となります。
「トレード」で「米国S500」をタップすると下図のようになります。
ここで、③の売買判断の結果により、「売り」または「買い」を行います。
今回の例では「売り」になりますので、右側赤色で囲っている部分をタップします。
すると、上図のような画面になります。
ここで、取引数量を入力します。
数量を入力すると、必要証拠金が表示されます。
取引余力とリスクを考慮して、取引数量を決めて下さい。
スリッページの入力は省略可能です。
スリッページを指定すると、約定しにくいようですのでご注意ください。
取引数量、スリッページに問題無ければ、「確認画面へ」をタップします。
ここで、確認画面が表示されますので、内容が良ければ「注文確定」をタップします。
これで、S&P500の新規注文の完了です。
建玉の確認
「米国30」、「米国S500」の注文の結果を確認します。
「建玉サマリー」または「建玉一覧」で「米国30」、「米国S500」のポジションが指定通りになっているか確認してください。
- 銘柄は正しいか。
- 「売り」、「買い」に誤りはないか。
- 指定数量に間違いないか。
上記を確認し、もし間違いがあれば、決済してエントリーしなおす等してください。
まとめ
ここでは、手動での 日経平均ーNYダウ手法、TOPIX-S&P500手法 の新規注文方法が分かりました。
手動の場合はパソコンをわざわざ立ち上げる必要もなく、スマホで簡単に行うことができます。
手動による取引は下記の手順で行います。
- 今日は祝日(振替休日)か平日か(日本)確認
- 日経平均、TOPIXの陰陽判定
- NYダウ、S&P500の売買判断NYダウ、S&P500の取引時間確認
- NYダウ、S&P500の新規注文
今回は以上になります。
※投資(投機)は自己判断でお願いします。